Post-Collision Seminar
カナダ東海岸3都市のスタートアップ・シーン(報告)

  • 2018年、北米で急成長中のテック・カンファレンス「Collision」が、トロントに移動しました。2019年、コンピューター科学界のノーベル賞と言われるチューリング賞に、カナダでAI研究の道なき道を歩んできたヒントン、 ベンジオ、ルカンの3名が選出されています。そして同年、モントリオールのAI集団「Element AI」がユニコーン企業となり、VC投資総額は過去最高の$62億カナダドル(前年比69%増)を達成しました。そして今、カナダは世界4位のスタートアップ・エコシステムを形成するに至っています。
  • これらが日本のメディアでも広く取り上げられ、「AIに強いカナダ」という認知が広まりつつあります。また、カナダのGDPの6割弱を占める対内直接投資のうち、日本企業の貢献度は米英に次いで大きいため、カナダ政府は日本企業とのR&D連携を強く後押ししています。
  • 日加両国のビジネス連携関係を更に深めるため、2020年7月、カナダ大使館では、カナダ東部3都市(トロント/ウォータールー/モントリオール)のイノベーション・エコシステムについて紹介するウェビナーを主催しました。
  • カナダのテック企業の4割以上が本社を構えるトロントは、昨今の大規模な人材流入を梃子にスタートアップ都市としての地位を強固なものとしています。カナダの製造拠点であり最もイノベーティブな大学を擁するウォータールーでは、日本の製造業とのR&D連携が幅広く進んでいます。欧州との強い繋がりをもつモントリオールは、クリエイティブ産業とAIの強みの融合により世界でもユニークなエコシステムを形成してグローバル企業を惹きつけています。
  • 各都市のプレゼンテーションは、以下よりダウンロード頂けます。また、日本から200名近い方々に参加頂いたCOLLISION FROM HOME のB2B面談に参加したカナダ企業の概要も掲載しておりますので、ご覧ください。

  • 7/15 9:00~9:45 - トロント
    (by Toronto Global)
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    北米第2の金融都市であり、過去5年間で8万以上のテック系雇用を創出した「北のシリコンバレー」。市民の半数以上がカナダ以外の生まれという多文化主義の中心地。AI研究のカリスマ、ヒントン教授が所属するトロント大学は富士通と10年以上に渡り共同研究を続けるなど産学連携に積極的。北米最大級のイノベーション・ハブであるMaRSにはGoogleやMicrosoft等の研究拠点も置かれている。
  • 7/16 9:00~9:45 - ウォータールー
    (by Waterloo Economic Development Corporation)
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    製造業とデジタルテクノロジーの強みを併せ持ち、多くの起業家同士が助け合うコミュニティを擁する中堅都市。Googleの採用生徒数で世界3本の指に入るウォータールー大学は、研究成果の知財権を大学が取らず、全生徒に2年間の企業研修を課すユニークな方針により、25年連続「カナダで最もイノベーティブな大学」の称号を維持。世界的に有名な量子コンピューティング研究所がデータ解析スタートアップを生み出している。
  • 7/17 9:00~9:45 - モントリオール
    (by Montreal International)
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    カナダ第2の都市。世界3位の航空産業クラスターと世界5位のゲーム産業ハブが強い産業ベースを形成。AI研究の大家ベンジオ氏の拠点としても有名で、日本企業からの研究者も迎えている。2019年にはデンソー社が自動運転AIハブを設立し、ゲーム企業ではスクウェア・エニックス、サイバーコネクトツー等が進出。北米唯一の仏語圏として欧州とのビジネスの繋がりも強い。

Collision Tech Company Lists

カナダ大使館